2023.10.12
事務職 50代 女性
現病歴
1ヶ月半ほど前から徐々右肩が痛くなりその後、腕全体が痛くて動かせなくなった。病院受診し、ブロック注射を2度受けるも改善せず。痛みのため夜も寝られない日が続き、また利手でもあったため、食事や着替えなどの日常生活にも大きな支障を来したため来院。
来院時所見
右上肢痛が高度で殆ど動かすことが出来ず、背臥位(上向きで寝る)や側臥位(横向きで寝る)ことも困難であった。
原因を探るための諸検査も出来ない状態であった。
症状に対する仮説とアプローチ
殆ど上肢を動かせない日が続いていることから、脳内に極度のストレスが加わり続けていることが疼痛増悪を助長している事は推測できたが、諸検査が出来なかったため原因に対する根治療法は断念した。右上肢に触れることも困難であったことから、対処療法として頭部にある脳内の反応点に鍼治療を施した。頭部にある脳内の反応点に置鍼し刺激を入力していくうちに、徐々に上肢痛が軽減、少しづつ動くようになった。疼痛は残存するものの反応は良好であったため後日来院をお願いした。夜は久しぶりに眠れたこと、翌朝は久しぶりに顔を両手で洗うことが出来たと報告あり。その後来院、肩に疼痛残存も上肢を頭上に挙げることを確認。再度、頭鍼治療を行った。疼痛はほぼ消失した。
コメント
原因は特定できず対処療法にはなりましたが疼痛が治まり良かったです。2,3週間後に別の30代の女性が起床時から徐々に腕が挙がらなくったと同じような症状で来られましたが、それも、頭鍼療法で疼痛はその場で消失しました。ドイツなど海外では意外と頭鍼治療で症状改善させることがあるようです。