2023.10.12
小学5年生 男子 サッカーチーム所属
現病歴
サッカープレイ中、相手スパイクが足関節内果(足首のうちくるぶし)に入り受傷。病院受診しレントゲン上骨折認めず。約2ヶ月半程、足関節内果の疼痛が改善せず。サッカーボールも疼痛にて蹴れないため来院。
来院時所見
レントゲン写真確認も骨に異常なし。圧痛高度にて軽く触れるだけで激痛認める。靴や靴下が触れても痛い状態。
症状に対する仮説とアプローチ
レントゲン上、骨折が認められない状態で2ヶ月半以上疼痛が継続、内果直上の解剖学的特徴上、表皮、真皮、皮下組織、骨膜、骨、であることから、「もやもや血管」による疼痛なおでは?と仮説を立てた。身体は組織の損傷を受けた際に必ず”炎症”が起こる。”炎症”が起こった際には、新たな毛細血管が増えそれに伴い神経線維も増える。その増えた神経線維が脳に痛みの信号を送る。それらは”炎症”の沈静化とともに消失していく。しかし、それらが消失せず残ってしまうことがある。それを「もやもや血管」と言いう。その「もやもや血管と」神経線維が残存し疼痛の原因となることがある。
「もやもや血管」は圧迫などで血流が止まると死滅する傾向があります。そこに着目し鍼による刺激、入浴中に可能であれば毎日15秒以上圧迫するよう指導。数日後再来院、圧痛残存も初回より著明に軽減。
再び鍼刺激および超音波(非温熱)、円皮鍼(0.3mm)を内果に貼り、入浴時に圧迫を続けるように指導。約10日後、ほぼ疼痛消失しサッカー復帰。
コメント
病院にてにてきちんとレントゲン等の所見があったあったため、消去法で仮説を立てアプローチすることができました。
ちなみの五十肩の痛み、肩こりや長引く膝痛など慢性痛はこれら「もやもや血管」が存在することが最近の研究でわかってきています。